戸隠イースタンキャンプ場から高デッキ山に行く途中で見つけたミズナラには熊棚とヤドリギの両方が。

熊棚は昨年秋の熊の食卓。

ヤドリギは餌の少ない時期の鳥の餌として。

ヤドリギはとても成長がゆっくりな植物で、丸い大きな球形になるのに20年以上かかるそうです。その実は少し甘く粘っとしています。鳥が食べて、タネは消化されずにフンとして排泄します。ネバネバしているため木の枝にくっつきます。そこからヤドリギの寄生生活がはじまります。ヤドリギは人工的に発芽させることが難しく、発芽するためには鳥の消化器を通る必要があるそうです。

また、ヤドリギは古代ヨーロッパや日本でも、生命力の象徴として人々を守り、幸運を授けるものとして信じられてきました。万葉集には大伴家持がヤドリギを詠んだ歌が納められています。

花言葉は「忍耐」「困難に打ち勝つ」「キスしてください」です。