寒波の中で味わった、静かな雪の時間
1月下旬の2日間、「お庭でスノーキャンプ」を実施しました。
当初はテント泊に加えてスノーシューでの行動範囲を広げる予定でしたが、強い寒波の影響により、安全を最優先して内容を一部変更。
今回はお庭でのテント設営を中心に、小鳥ヶ池までのスノーシューに絞って行いました。
1日目:雪の上に“自分の居場所”をつくる
深く静かな雪に包まれたお庭で、まずはテント設営から。
風向きや雪質を確認しながら、冬ならではのポイントを一つひとつ確認していきます。
夜は、のろし鍋。
のろし鍋は、長野県北信地方に伝わる郷土色のある鍋料理で、たっぷりの野菜やきのこ、根菜などを煮込み、立ちのぼる湯気を“のろし”に見立てた、身体の芯から温まる一品です。
寒さの厳しい土地だからこそ生まれた知恵の詰まった鍋で、雪に囲まれた冬の夜にぴったりの味わいでした。
外は凛と冷え込む中でも、湯気の立つ鍋を囲む時間は格別で、自然と会話も弾みます。
「寒い」だけでは終わらない、冬のキャンプならではのあたたかさを感じる夜となりました。


2日目:貸切の雪原へ
翌日はスノーシューで小鳥ヶ池へ。
寒波の影響で前日から人の立ち入りはなく、当日も私たちだけの貸切。
足跡ひとつない雪の上を歩く、静かで贅沢な時間が広がっていました。
行動後は、冷えた身体に嬉しい戸隠そば。
寒さの中でしっかり動いたあとの一杯は、心までほっと緩めてくれます。


条件が厳しいからこそ得られる学び
予定通りにいかないのが、自然の中での活動。
だからこそ、その時々の状況を見極め、安全に判断し、楽しみ方を変えることの大切さを改めて感じる2日間でした。
なお、3月には上高地でのスノーキャンプを実施予定です。
厳冬期とは異なり、日照時間が長くなり始める3月の上高地は、雪山の厳しさと春の気配が同時に感じられる特別な季節。
今回の経験を踏まえながら、より一歩踏み込んだ雪山でのテント泊と安全管理を学ぶ機会となる予定です。
また、雪と静けさに包まれたフィールドで、皆さんとご一緒できるのを楽しみにしています。