雪の時期、戸隠の森の中をスノーシュで歩いていると、気になるのがヤドリギです。葉が落ちた落葉樹を見上げると、まんまるの塊を容易に見つけることができます。ヤドリギの黄色や赤色の実はヤドリギはキレンジャクやヒレンジャクなどが好む果実です。
ヤドリギは半寄生の多年生植物です。ヤドリギはとても不思議な植物で、発芽するためには鳥の消化器を通過しないといけないとか。また、発芽してから最初の葉が広くまでに3年半、一節成長するまでに1年、花が咲くまでには5年くらいかかるそうです。特にヨーロッパではクリスマスに玄関に飾ったり、「不老不死」「魔除け」の意味があり、とても縁起のいい植物です。また丸い塊で、とてもビジュアルがいいのですが、通りで生花店にないはずです。



3月最初の土曜日、天気に釣られて。満まるとご近所にスノーシューに出かけました。途中手の届く位置に赤い実と黄色い実のヤドリギが実をつけていました。ヤドリギの実は何度か口にしたことはありますが、赤い実と黄色い実を同時に口にできる機会は今までありませんでした。なぜか「味のちがい」が気になってしまい、赤い実と黄色い実を順番に口の中に。遠くに甘さを感じ、苦味というか、エグ味も感じる、予想通りの味でした。「味のちがい」ははっきりしない、よくわからないと言ったかんそうです。っとここまでは良かったのですが、この後が大変でした。思った以上の粘り気が口の中に広がり、いつまでも続きました。手で取ろうにも、うまく取れず口の中の不快感は半日続きました。ちょっと怖いことを言うと、食べすぎると子供さんは怖いなと。子供は好奇心の塊ですから、いっぱい食べてしまう子もいるかも…
先週は晴天が続いたり、今週は雨が降ったり、少しづつ春を感じる日も多くなってきました。ただ今朝は雪だったり。
「もう少し雪を楽しみたいけど、もう雪はいいかな。」複雑な心境です。